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TRUE COLORS  ~PURPLE~
第28章 New Year
経歴、年齢一切不詳ということでやってんもん。俺。

“children”のバックアップあってこその今の俺だもん。

ま、年齢不詳でやれんのは親父がフランス人で母親が日本人のハーフで。

日本人よりか、実年齢老けてみられるっていうのもあるけど。

親父の姓を名乗んなくって、母親の旧姓名乗れんのも“children”のお陰だもんな。

親父の姓名乗ってたら。

俺、色眼鏡で見られるもんな。

唯一、俺の親父の姓を知って“children”関係者でなく、

俺を普通の子供と扱ってくれてたのって、

沙織の親父と兄貴だけだったもんな。

まあ、そっか。沙織ン家も相当なもんだかんな。

でも。子供の俺には嬉しくって。

そして当然ながら、長い年月を一緒に過ごしてきた沙織に想いを寄せるようになって。

ここ数年はこの仕事関係くらいでしか、接点はなかったけど。

あの動画見て、不思議とストンと自分の中で沙織に対する気持ちは

カタがついた感じがした。

姉に対する家族愛みたいな感じだったのか?よくは分からないが。

女としての愛ではなかったのかも知れない。

それとも、友情?戦友?

そして。

例の映画化話。“children”から聞いていて、俺も原作読んでいて。

密かに俺、映画に関して協力してやれんじゃねぇかなって思ってた。

いい時代を題材にしていたもんだぜ、沙織。

なら、このチョコレートフェスティバル。

俺も沙織も注目度高めるのは、決して悪いことじゃねぇ。

天才ショコラティエがお前の初恋もついでに協力してやんよ。

まずは、俺もジョンソン氏に挨拶行かねぇとな。

今日のパーティーにも出席なさってる筈だ。
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