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TRUE COLORS  ~PURPLE~
第5章 First contact
熱いコーヒーを被ってしまってから、

何だかとても大きい力の強い、あったかい、

いい匂いがする男の人に抱きかかえられて。

パパかお兄ちゃんに抱きしめてもらえてるみたいで。

熱い痛いとわんわん泣いてしまった。

痛くて痛くて暴れて泣いてしていた時も

大丈夫だから、すぐ痛くなくなるから大人しくして、

と優しく声を掛けて抱きしめてくれながらシャワーで冷やし続けてくれてて。

ぼろぼろ溢れる涙で目の前がよく見えない時に、それでも時々見えた男の人。

水を被り髪が乱れ、その乱れた前髪から水が落ちてて。

痛いのに。

その男の人の前髪から水が滴り落ちている姿を。ああ、キレイ。

昔教授の部屋で見たギリシャ神話かなんかの絵本に出てくる男神みたい

だなんて考えてた。

そんな考えが出だした頃、急に体に悪寒が走りガタガタ震えだす。

不意に男神に見えた男性が私を覗き込む。

ああ、やっぱりキレイ。

そう思った時男の人はフッと視線を逸らし、視線を逸らした先で息を呑む。

同じところ辺りに視線をやると……

「いやああああああああああああッ!」

ガバと起き上がりシャツの胸元を両手で隠し、前のめりに丸まる。

男の人の気まずそうな咳払いが聞こえる。

私!ノーブラで今日こんな格好してたんだ!

やだ!初対面の男の人に!み、見られたよね?絶対!

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