パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第10章 Each night（それぞれの、夜）

ゴンッ！

「あ！イタッ！」

昨夜プロット作業をして。

書斎の椅子の上でついそのまま居眠りをしてしまっていた私は、

どうやら椅子から転げ落ち。

デスクに頭をぶつけちゃったみたい。

ぶつけたところに手をやり、さすりながらのろのろと立ち上がる。

あ、もう外が明るい。

何時だろう。

レイ、昨夜帰ってこなかったんじゃないかな？

昨日のレイ、何だかすごく怒ってたみたいだし。

怒っていた理由を聞いても何も言わず、

ただ私をジッと見ていただけだったし。


うん。

お風呂に入ろう。そして上がったら。

レイと一緒に美味しい朝ご飯を食べるために作って。

美味しいコーヒーを淹れて。

レイの帰りを待っていよう！

そう思い立ち、バスルームへと向かって行った。