パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 1

彼は私の目を覗き込んで言った。
「君は今日から全ての人に負けるんだよ。何の価値もない、人間以下の存在になるんだ。」
私はその言葉が頭の中から聞こえてくるように感じた。
私は魔法にかかったように、
「はい。」
と返事をした。

彼は、いい子だね、と言って微笑むと、
「君は惨めな存在だけど、僕が君を奴隷として飼ってあげるから安心して。今日から君は僕の奴隷で、僕は君のご主人様だよ。わかった？」

奴隷。私が。
思考力を失っていた私はその時その言葉がとても甘く響いた。
私が奴隷になる。そう考えると肩の力が抜けて、重たい何かから解放されたような心地がした。

「わかりました。」
私がやっと答えると、彼は、
「僕の命令は絶対だからね。返事ははいか、わかりましただけだよ。」
と言った。
私は、わかりました、と答えた。

「じゃあ、着てる服全部脱いで。」

この人の前で全裸になる。
数分前だったら絶対に考えられないようなことだったけれど、今ではすごく自然のことのような気がする。
私はわかりました、と答えると、言われるままに自分の着ている服を脱ぎ始めた。

最初はストッキング。次にカーディガンとブラウスを脱いだ。
一枚ずつ脱いでいく私を、彼は何も言わずじっと見ていた。

私が下着だけの姿になって、身を縮こませながら彼の方を見ると、彼は黙って首を横に振った。

私は観念してブラジャーのホックを、後ろに手を回して外した。手を離すと、ブラジャーは肩からするりと抜けて下に落ちた。私の乳房が露わになった。
次にショーツに手をかけた。ゆっくりと下まで降ろすと、両足を抜いた。