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本当の私の見つけ方
第1章 1
私は生まれたままの姿になると、とても自分が矮小な存在になったような気がした。同時に、今まで私が作り上げてきた自分という鎧が剥がされたような心地がした。

彼はにっこりと微笑むと、立って。と一言言った。

私は恥ずかしさで下を向きながら両手で乳房と局部を隠しながら立った。

「だめ。」
彼が厳しい顔で言った。
「隠さないで。手は横。」

はい。と返事をすると、私は気をつけの姿勢をした。
私の裸を見られている。しかも話して間もないこの男に。

彼はあまり私の身体を見ず、私の眼をまっすぐと見つめていた。
そうしていると、なんだか本当の私を受け止めてもらっているような気がして、心地が良かった。

「足を開いて」
私はそう言われて、足を立ったままなるべく広げて見せた。恥ずかしくて、彼と目を合わせられない。
緊張していると、私の陰部からポタリと雫が糸を引いて床に落ちた。
私は、私が思っている以上に、この人の命令を聞くことに興奮を覚えていた。

彼はとても楽しそうにしていた。
「君は裸を見られて興奮するような下品で惨めな女だね。本当に恥ずかしいね。」
彼の言葉一言一言が私の胸を突き刺した。

「土下座して謝って。君に関わってきた人全員に。自分は下品で惨めな存在ですって。」

私は、言われるがままに、全裸のまま手と頭を床につけて土下座した。
「皆様、私は、裸を見ていただいて、興奮する、下品で惨めな女です。本当に申し訳ありませんでした。」

「こんな惨めなことして興奮してるんだ?」
「はい、、」
私は呼吸が荒くなるのを止められなかった。
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