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Kiss Again and Again
第4章 デート

 サークルに顔を出すと 立花先輩は よく話しかけてくれるようになった。
 本命の会社から内定をもらったので これからはキャンパスライフを楽しむつもりだと言っていた。
 いつも誰か彼かに囲まれて 華やかな生活をおくっているみたいな立花先輩。

 こんな風に 何でも持っている人もいる。


 「仲村さん 最近は よくひとりで本を読んでいるよね」

 えっ・・・
 立花先輩の視界の中に わたし 存在していましたか?

 「前は 色んな人と一緒にいたのに 最近は ひとりでいることが多くなぁい?」

 「前は」という言葉、意味深ですけど。
 確かに ここのところ 居心地の良い場所を見つけては 本を読んでいる。 外で読書するのに適した季節は 短いから。

 「高梨がいなくなったから?」
 「そういうわけでは・・・」
 「今度 映画を観にいこうよ」
 「は、い? 映画ですか?」 
 「土日は混むから 平日がいいよね。 いつなら 空いているの?」
 「火曜日は 午後の授業はありませんが」

 家庭教師を辞め ジャズダンスへも行かなくなったから 時間は 結構余っている。

 「じゃあ 今度の火曜日に。 何か観たいものがある?」
 「いえ。特に・・・」
 「火曜日までに 何を観るか 決めておいて」

 事の成り行きについてゆけず ぼんやりしたまま 連絡先を聞かれ 交換し合った。

 「じゃあ 火曜日に。 また連絡して」

 あっという間の出来事のように思えた。

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