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Kiss Again and Again
第1章 高校生活
神様なんて いないと思う。
安部周人くんが わたしの机の前に立っている。
いったい 何が おこっているの?
「これ 岩田から。 読んでやって」
息をするのを忘れて 差し出された白い封筒を 見た。
いつまでも封筒を受け取らないわたしに 安部周人くんは 机の上に封筒を置いた。
それから 「おーい 加奈子ぉ」 と大沼さんの方へ行ってしまった。
一部始終を見ていたらしい桃花ちゃんが 「あゆ? だいじょうぶ?」
ぜんぜん 大丈夫じゃあない。
できるものなら 消えてなくなってしまいたい。
桃花ちゃんが 手をにぎってくれて 「あゆ?」
そうしたら 涙が ぽとぽと 落ちた。
神様なんていないし 人生は残酷なものだと知った。
安部周人くんが わたしの机の前に立っている。
いったい 何が おこっているの?
「これ 岩田から。 読んでやって」
息をするのを忘れて 差し出された白い封筒を 見た。
いつまでも封筒を受け取らないわたしに 安部周人くんは 机の上に封筒を置いた。
それから 「おーい 加奈子ぉ」 と大沼さんの方へ行ってしまった。
一部始終を見ていたらしい桃花ちゃんが 「あゆ? だいじょうぶ?」
ぜんぜん 大丈夫じゃあない。
できるものなら 消えてなくなってしまいたい。
桃花ちゃんが 手をにぎってくれて 「あゆ?」
そうしたら 涙が ぽとぽと 落ちた。
神様なんていないし 人生は残酷なものだと知った。