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Kiss Again and Again
第1章 高校生活
岩田くんからの手紙は 何度読み返しても 意味がわからなかった。
岩田くんのことは 知っている。 とっても秀才で 安部周人くんとよく一緒にいるバスケ部の人だ。 それだけだった。
安部周人くんにとっての わたしと同じだ。
そして わたしと同じ思いをさせてしまう。
だから 「ごめんなさい」 つらい思いをさせてしまったら 本当に「ごめんなさい」
「ごめんなさい」 それしか言えません。
『文学のこみち』で 岩田くんに 謝り続けた。
わたしは 知っています。 あなたのつらさを。 それなのに どうすることもできません。 「ごめんなさい」
安部周人くんもいた。
こんなはずじゃあなかったのに。
あなたをスキになったばっかりに。
傷ついて 人を傷つける。
次の年のカレンダーが店頭に並び始めると 思う。
次のページに進もう、と。
必ずある 次のページ。
めくると 新しいページがあるはず、だと。
岩田くんのことは 知っている。 とっても秀才で 安部周人くんとよく一緒にいるバスケ部の人だ。 それだけだった。
安部周人くんにとっての わたしと同じだ。
そして わたしと同じ思いをさせてしまう。
だから 「ごめんなさい」 つらい思いをさせてしまったら 本当に「ごめんなさい」
「ごめんなさい」 それしか言えません。
『文学のこみち』で 岩田くんに 謝り続けた。
わたしは 知っています。 あなたのつらさを。 それなのに どうすることもできません。 「ごめんなさい」
安部周人くんもいた。
こんなはずじゃあなかったのに。
あなたをスキになったばっかりに。
傷ついて 人を傷つける。
次の年のカレンダーが店頭に並び始めると 思う。
次のページに進もう、と。
必ずある 次のページ。
めくると 新しいページがあるはず、だと。