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Kiss Again and Again
第6章 はじまり
「続けても いい?」
「明るいから・・・ 恥ずかしすぎて・・・」
「ん。 じゃあ」
先輩は お布団を引き上げ わたしの下半身を隠してくれた。
でも・・・ 恥ずかしさで死ねると思った。
人に触られるのも初めてだったのに・・・ 舐めるとか・・・
そんなことをするものなのは知っていたけど・・・ 自分がされるのは 文字の世界とは 全く違う。
尖った舌が 丁寧に花びらを一枚づつ舐めてゆく。 指の感触とは違う まとわりつく軟体動物に犯されているような 初めての感覚。 それなのに 待ち望んでいたように気持ちがいい。 腰から 溶けてゆく。 唇が花芯をとらえると 吸い始めた。 大きく息を呑みこんだ。 おなかの中まで 快感が突き刺さる。 吸いながら舌先でころがすようにされると 勝手に身体が反り返った。 目を閉じていても 先輩がわたしの反応を窺っていることは わかった。 恥ずかしいから じっとしていたいのに 身体は思い通りにならない。 熱い舌は 愛壷にも入ってきた。
「あっんっ・・・」
「いっぱい濡れてきたから・・・ 挿れても いい?」
ひとつ聞かれるたびに 恥ずかしい・・・
「きっと まだ 痛いと思うけど・・・ ごめんね。 挿れたい」
確かに・・・ いたい・・・
ただ 昨日ほどではないけれど。
「大丈夫?」
頷くと 右脚を持ち上げられ 先輩の腰が前後しはじめた。
わたしを見おろすその目がすき。
身体が繋がったとたんに 潤んだようになるその目がすき。
そして 噛みつくようなキスもすき。
その目と唇に 溶かされる。