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Kiss Again and Again
第7章 甘い生活

 また 眠ってしまった。
 こういうことって 疲れるものなの? 緊張感は 半端ないから 一仕事終えたような気持ちになるのかもしれない。

 先輩も眠っている。
 今度こそ起こさないよう 腕の中から抜け出した。

 コーヒーを淹れようとして リビングの電気がつけたままなのに気がついた。
 わたし・・・ どれだけ この人に夢中なのかしら・・・

 先輩の言葉を 全部信じるのは怖いくせに。


 軽くシャワーを浴び 着替えて バスルームを出ると 先輩は起きていた。

 「あっ 着替えちゃった? シャワーもしたんだ」
 「はい。 先輩 コーヒーにしますか? 顔を洗いますか?」
 「あゆにします」
 「なぁに それ?」 
 自分の中で 明らかに昨日より親しみのようなものが深まっている。 エッチしたせいかもしれない。
 「こっちにおいで」
 ベッドを ぽんぽんとたたかれ そこに腰をおろした。 両手で顔を挟み
 「おはよう」 キスしてもらった。
 「おはようございます」 なんか・・・ 恥ずかしい・・・
 「仲村さん 先輩は ないと思います」
 小さめのTシャツを着て 乱れた髪の可愛らしい先輩が 真面目くさった顔で言う。
 「・・・はい・・・ じゃあ 立花さん」
 「それじゃあ どこかのおばさんです」
 「うっ・・・ん、と・・・」
 「僕の名前は 海と申します」
 「知っています。 じゃぁ かいさん」
 「運動会の練習ですか?」
 「あはっ 運動会ですか?」
 「海、と呼ぶのは いやですか?」
 「いえ・・・」 首を振ってみたものの それ・・・ わたし的には 結構ハードルが高い、かも。
 「いきなり、は 無理なので・・・ 今日中には 呼べるようになりますね」
 「ほか・・・」

 先輩は そこで言葉をとめたけど その先は わかった。 「他の女の子は 喜んで海と呼ぶのに」 きっと そう言うつもりだった・・・
 気づかなかったふりをして 「歯ブラシの新しいのを出しておきました。よかったら どーぞ」 とベッドを立った。

 豪華なプレゼントをもらった後に こんな仕打ち。 神様は 意地悪だ。

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