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抱き屋~禁断人妻と恋人会瀬
第8章 花守乙帆 39歳⑥変態売春婦妻
 乙帆は一人にされて、しばし、おろおろたたずんでいたが、やがて諦めたように木桶で肩に少しずつお湯をかけ始めた。そもそも風呂に入りに来たのだ。誰もいないうちはまあ、普通に風呂に入るしかない。

 だが幸いにも、新しい入湯客はすぐに来た。なんと、単独の男性客だ。佐伯は岩陰でその様子をうかがった。

 浅黒い身体をした体格のいい中年男性だ。三十代半ばと言ったところだろう。
 
 筋肉の上に脂肪が乗り始め、胸板や腰回りが分厚く膨らんでいる。

 腕や手もしっかり日焼けしているところを見ると、戸外で労働をする人だ。農業従事者かも知れない。下半身は引き締まっていて尻えくぼが浮いている。

「あっ…」

 と、肩に湯を流す乙帆を見て、男は腰を屈めた。

 この男は水着をつけていない。手ぬぐいで前を隠しているだけだ。これは臭いと、佐伯は睨んだ。

 そもそも、この混浴、本来はカップルや夫婦づれのためのものなのだ。

 それが単独でやってきてしかも、水着を着けていない、と言うならば、目的はただ一つだ。スワッピング目的の客もしくは、のぞきが目当てなのである。

 案の定、男は躊躇するふりは見せたものの、乙帆のすぐ隣に座った。

 お座なりに手桶で肩に湯を浴びせるが、ちらちらと乙帆の湯で濡れた肉体を盗み見しているのは明らかだ。

 これは誘えば、やれる。乙帆もそう思ったのか覚悟を決めてアプローチを始めた。
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