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抱き屋~禁断人妻と恋人会瀬
第16章 九谷柚葉 18歳④どスケベ抱き枕妻
 裸で抱き合って寝てみたい、と風呂上がりに柚葉が言い出したので、佐伯は寝間の暖房を強くした。

「男の人と裸で抱き合って寝るのが、夢でした…」

 真っ直ぐな柚葉の視線の熱さに、佐伯は思わず、体温が上がってしまった。

「さっき立って抱き合ったときみたいに、抱き締めてください」

 言われた通りに佐伯が腕を回して柚葉の肩を抱くと、柚葉も佐伯の脇に腕を差し込んできて身体を寄せてきた。

 熱く深い息遣いが、鎖骨の辺りにかかってくる。固くなった乳首が胸板に当たり、ぺニスは湯上がりで湿った柔らかな恥毛に埋もれた。

「今夜は、眠れなくなりそうです」

 声を震わせて、柚葉は微笑んだ。

 抱き合ったまま二人は掛け布団を羽織った。

 すると布団の中いっぱいに、美少女の息遣いからこぼれる甘酸っぱい芳香が息詰まるほどに満ち満ちてきた。

 それが人肌の温もりに蒸された素肌の香りに入り混じって、男心をたまらなく悩ましくさせる。今夜はさすがの佐伯も、容易なことでは眠れなくなりそうだ。

「明かりを消してください」

 と、柚葉はいたずらを楽しみにする子供のように言った。

 佐伯がそのようにすると、暗がりの中でかすかに含み笑いし、男の胸板に湿っぽい洗い髪が香しい頭を寄せてきた。柚葉は決して、婚約者とそんな寝方はしないだろう。
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