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抱き屋~禁断人妻と恋人会瀬
第20章 白田希美 30歳 ②全裸女囚妻
 にしても、バストよりも愉しみが深いのは、大人の女の魅力がつまったヒップだ。これは美しいと言う言葉だけでは、表現出来そうにない。この尻を見て、いやらしいことを考えない男は、そうはいないに違いない。

 蜂腰と言うに相応しいウエストのくびれから、もっちりと張り出した尻肉の線は、見た目だけでも心地よい量感があり、これが服を着て歩いて動いている姿を想像するだけでも色っぽいとしか言いようがなかった。

 だがこれを、裸に剥き上げるとどうだ。茹で上がったばかりの卵よりもツルツルとした光沢を帯びた尻肉からは、目が吸い付いて離せなくなりそうな色気が匂ってくる。

 コシのある餅肌の二枚の白い尻肉がそそるのは、それより繊細で壊れ物そうな乳房の肉よりもむしろ強烈な劣情、いわば暴力的な食欲だ。

 懲らしめてやりたい尻、と言うのが、世の中には存在してしまうのだろう。あまりによく出来すぎに、エロく仕上がりすぎた尻なのである。きゅっ、と引き締まった健康的な長い足ともまた、ギャップがあってたまらない。

 現役の高校教師と言うが、まったくこんな尻が勉強机のすぐ脇を通ったら、男子生徒たちは正気ではいられないに違いない。この尻たぶをいじめ抜いて、バックからやりたい衝動に駆られても、無理はない。


(こんなイイ女が、セックスレスだもんなあ…)

 佐伯は複雑な気持ちである。

 この抱き屋をしていてつくづく思うのは、長い人生の果てまで共にすると決めたパートナーが、雄と雌のつがいとしても、最高のパートナーではあり得ないことがあると言うのが、割りとあると言うことだ。

 もちろん、性的に円満な夫婦やカップルもいることは確かだろう。だが、そうでないのに仲睦まじいパートナーで居続けなくてはならないと言うのはまったく不幸な巡り合わせと言うものだろう。
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