この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
早熟桃の発情期
第2章 一緒に
母親が出勤して、ひとりになった拓斗は、学生服に着替えて、朝食を食べる。
今でも腹筋は割れているけど、もっと逞しくなって、背も伸ばしたい。
その方がサッカーには有利だ。
拓斗は嫌いな牛乳もちゃんと飲む。
早起きしたので、いつもよりも早く家を出る。
校門に担任の山田先生が立っている。
「拓斗はいつも遅刻しそうなのに、今日は早いな」
山田先生が拓斗に話しかける。
拓斗や桃香のクラスでは、先生は生徒を、そして生徒同士、苗字でなく名前で呼ぶ。
親密さを醸し出すことが目的で、山田先生が提案したのだ。
「僕はいつも真面目ですよ」
拓斗が軽口をたたく。
「嘘つけ」
山田先生が笑う。
学校では陽キャな拓斗は、先生たちとも仲がいい。
今でも腹筋は割れているけど、もっと逞しくなって、背も伸ばしたい。
その方がサッカーには有利だ。
拓斗は嫌いな牛乳もちゃんと飲む。
早起きしたので、いつもよりも早く家を出る。
校門に担任の山田先生が立っている。
「拓斗はいつも遅刻しそうなのに、今日は早いな」
山田先生が拓斗に話しかける。
拓斗や桃香のクラスでは、先生は生徒を、そして生徒同士、苗字でなく名前で呼ぶ。
親密さを醸し出すことが目的で、山田先生が提案したのだ。
「僕はいつも真面目ですよ」
拓斗が軽口をたたく。
「嘘つけ」
山田先生が笑う。
学校では陽キャな拓斗は、先生たちとも仲がいい。