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第2章 一緒に

「拓斗くんの？！」
桃香は驚き、本から目を離して、拓斗の顔を見る。

「うん、僕のオナニー。　僕は桃香ちゃんのオナニーを見たんだ。　だから、僕のオナニーを桃香ちゃんが見て、それでお相子ってことで…」
拓斗が話す。

桃香は拓斗のオナニーを見たいとは思わない。
でも、桃香と仲直りしようとしている拓斗の心意気を、桃香は理解した。

その心意気を無駄にするのは申し訳ないって、桃香は思った。

「うん、分かった。　でも、人前でするのって恥ずかしくないの？」
桃香が尋ねる。

「ちょっと恥ずかしいけど、慣れてる。　男子同士なら、エロビデオを見ながら、一緒にオナニーしたこともあるから」
拓斗は平然とした口調だ。

「一緒にオナニー…」
またもや桃香は驚く。