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胡蝶の夢
第3章  深淵 




「ほら…止めて下さいってお願いしろよ…」



手足をバタつかせ身を捩ってみたところで首を締める腕はビクともしない。


頭がぼうっとしてくる。


意識が遠退く…。



「やめっ…」



きっとこのまましばらくすれば、沈む様にどこか霞んだ意識の底に落ちる。


その方がむしろここより幸せかも知れない。



「やめろっ…」



「止めて下さいだろう?」



黒崎は淡々と言葉を紡ぐ。


容赦などない。


首を絞めたまま、もう一方の手が顔に伸びてくる。


それは僕の口へ。



「くそっ…、やめっ…ぐぁっ」



口の中へ。


指先は歯列を割って舌の上を撫でる。



「おぇっ…」



苦しい。


嗚咽する事しかできない。


口の中に捩じ込まれた指の感覚に唾液が溢れ、口の端から垂れる。






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