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私の行方
第2章 分かれ道
『 ねぇー麻衣どこ行く?』

『 んじゃとりあえずブラブラする?』

『 良いねぇ〜そうしよっ?』

ってかいつもこんなノリで まともに行き先が決まった事なんて1回も無いんだけど ね。

そして駅ビルをブラブラしてる時に見ては行けない ものを見てしまった。

今、麻衣何した??目の前で見たものが信じられなくて 呆然としてたら

『 ゆきなどうしたの??』

え、え、え、どうしょ?麻衣が万引きなんてする訳ない よね。

気のせいだよね。

麻衣はじっとこっちを見つけながら

『 もしかして見た??』

え??私が見たのはもしかして気のせいじゃ無かったの か。

その後も麻衣は言葉を続けた。

『 だってさーお金ないじゃん?ゆきなも一緒にやろう よ?ね?ね?見つからないって!!』

私には断る勇気が持てなかった。

厨二病チックな友達、 学校。 うちの学校はバカばっかりと言われるほどの学校。

みんな悪い事するのがかっこいいって真面目なのはダサ いって…。

そんな中、断ったら笑いものにされるかも??

あー。

どうしたらいいの?

分かんない。

私は弱い人間だ。

ゆきなはもう投げやりなテンションになっていた。

『 良いね〜!やっちゃう??』

『 ゆきな〜そのノリ良いね〜。』

そして雑貨屋さんに入り300円のブレスレットをポケッ トに入れた瞬間! 思いっきり腕を掴まれた。

『 あなただったのね?この1週間毎日毎日。警察に連 絡するからね』

私は否定はしなかった。

そして麻衣はそそくさと逃げるように店を出ていった。

友達とはこんなもんだ。

私は知ってる…。

知ってるけど…。

どうしよ??

親を呼ばれて警察に連絡され、学校にも連絡され。

そして、学校は3ヶ月の停学に。 今日は1つの分かれ道だったのかもしれない。
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