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狂愛の巣窟
第10章 【狂愛の巣窟ー最終章Ⅱー】
お酒に潰された事なんて一度もない。
酔ってもこんな抑えが効かないほど男を貪り食うなんて私じゃない。
「喋んないで……」と熱く絡ませる。
唾液、吸っても吸っても追いつかない。
足りないの。
キスだけでイキそう。
初めて感じる快感だった。
ずっと火照って目の前の一颯くんにロックオンだ。
下着の中に手を入れて、すでに勃起した肉棒を手コキする。
「ど、どうしちゃったの?十和子…さんっ」
動揺しながらも私の手コキに感じてる。
止めようとしてくる手、全然力入ってないよ?
舌先は首すじへと下りてチクンとキスマークをつけた。
我慢汁タラタラの亀頭にしゃぶりつこうとしたら一颯くんが止めてくる。
「皆が待ってるよ?帰った後でたっぷりシよ?」って火照った私に言うの。
ボーッと見つめ合い「無理」って言ったらまたキスしてくれる?
途中で止めるの辛いでしょ?
抜いてあげるから。
何でシないの?
「えっ!?あれれ?ママ?ウソ……もう始まってる!?」
廊下に出て来た有紗の声が聴こえた。
引き剥がそうとしないで。
「ママ行こう」とかヤダ。
一颯くんが今すぐ欲しい。
「お爺ちゃん達待ってるよ?」
フラフラしながら立って壁伝いにまた歩いていく。
時々有紗に支えられながらリビングへと戻る。
皆の視線は私から離れない。
相当妖艶な姿を晒していたらしい。
「十和子さん、大丈夫かい?」
導かれるようにお義父さまの元へ脚を進める。
目の前に立ち見降ろすの。
周りの男たちの固唾を呑む姿が見なくてもわかる。
指咥えて見てなさい。
座るお義父さまの腿に膝を触れさせて、顔を包んで跨がれば…もうあなたしか見えない。
十和子さん……と小さく一颯くんの声がした。
ごめんね、今の私、止まらないの。
有紗がきっと説明してくれてるよね。
耳打ちされたキミは赤くなって俯いてる。
“お兄ちゃんだけだよ、知らないの、皆…ママにぞっこんなんだよ”
「はぁ……熱い」
そう言いながら皆の前でお義父さまにキスをした。
始めから濃厚な大人のキス。
自然と腰も動いちゃう。