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欲しいのは愛だけ
第6章 電撃入籍
「兄弟はいるの?」

「一人っ子です」

「俺、医者じゃないよ?
跡継げないけど良いの?」

「開業医じゃなくて、大学病院の勤務医と教授だし…。
別に跡を継ぐとか、医者になれとか言われたことないですよ?
父のお兄さんが祖父の病院継いでて、
そっちは従兄弟も医学部出てるし」

「でも、凄く大切にされてるだろう?
俺で良いのかな?」

「じゃあ、航平さんのこと、
教えて?
出身地は?
ご兄弟は?
お父様のお仕事は?
その前に…
航平さん、何歳?
血液型と星座は?」と言うと笑い出した。

「なんで、血液型と星座なんだ?」

「相性を見るからよ?」

「そんなの、関係あるの?」

「わかんないけど、
女子は絶対、それ、訊くの!」

「O型で、星座は言いたくない。
歳は36。
メイより6歳歳上かな?
メイは?」

「O型で、牡牛座よ?
こどもの日生まれなの。
なんで星座、教えてくれないの?
あー!
判った!!
乙女座とか?」

むすっとした顔で、
「なんで判るんだよ?」と言う。

「出身は広尾。
実家もそこだよ。
一人っ子で、
父は大学で法律を教えてる。
東大だよ。
母は専業主婦。
メイは、高校まで、あの女子校でしょ?
下からずっと?」

「うん。そうだよ」

「箱入り娘だな?
その後は?」

「四谷の大学の法学部でした。
そこしか受からなくて…」と笑った。

「家は横浜?」

「はい。山手です」

「俺は、高校は都立。家からチャリで行けるトコ。
大学はオヤジと同じで、
学部も同じだから、
メイと専攻は同じだな。
で、趣味は?」

「ずるい!
私が訊くはずなのに、
航平さんが質問してる!!」

「ごめん」

「趣味は…なんだろ?
ピアノも弾かなくなったし、
大学はゴスペルやってたけど…。
ずっと仕事以外は引きこもって、
料理と手芸してました」と笑った。

「俺の趣味は…メイだな」

「なんですか、それ?」

「仕事以外は、メイのことしか考えられないから、
趣味はメイだ」と言って、
額にキスをする。

「じゃあ、私の趣味は航平さんね?」と言って、
頬にキスすると、
「なんか…バカップルみたいですかね?」と、笑ってしまった。
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