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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第3章  ~偽りの気持ち~


 昼食をとり食後のティータイムをとる。
 ユイナも昼食をとるため部屋を後にした。

「じゃあ、俺もいく」

「ああ、たまにはのんびりしろよ?」

「…………そうだな、じゃあな」

 ケイルも部屋を後にし、サクナとルカは二人きりとなる。

「ルカは今日の仕事終わりなの?」

「ああ、巡回をしなくてもいいからな、サクのおかげだな」

「役に立てて良かった」

「サクは? これから用事あるの」

「今日はないけど」

「なら一緒に過ごす?」

 サクナは、紅茶を飲みながらコクっと頷く。
 ルカはフッと微笑んだ。

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