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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第3章  ~偽りの気持ち~


「サク。顔見せて、甘い声もっと訊かせて」

「……だめ、私、へん……っ、なんだ」

 淑やかな女性になりたいのに……淫らで、愛し合う行為が好きで、ルカに与えられる手と舌が気持ち良く、そのことで頭がいっぱいになるほど。

 疼く内奥が痺れる、目の前がチカチカとし、息が苦しく頭がおかしくなる。

「…………可愛くてエロい姿もっと見たい、淫れるサクをもっと見せて」

「ふぁっ、そ、そんな……っあぁ」

「ここに挿れて欲しくない? それともやっぱりここ?」

 クラっと頭が揺れる、寸伝、その気が散り自覚をとりもどす。弾けそうで、弾けれないもどかしさを感じてくる。

「ルカ…………っ」

 疼く内奥にルカを求める。
 このモヤモヤを払ってくれる気がする。そこが疼きあげ落ち着かないからおかしくなるのだと。

「教えてサク、どうして欲しい」

「…………っ、い、言えるわけ……っん」


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