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第3章 　~偽りの気持ち~

「動かしていい？」

「あ……うん」

　ルカはサクナの腰を掴みゆっくりと抽挿する。

　彼の雄芯を躯が覚える。形、質量、そして熱を帯びた蠢くものに、内側がギュウと淫らに絡みつく。

　穿たれるたび、欲しかったものを得た悦楽と幸せが止めどもなく溢れてしまう。

　ゆっくりと感じるルカは少し焦れったくもあるが、その喜びが湧き上がるのを教えてくれた。

「気持ちいい？」

「うん……気持ちいい」

　満たされる感覚は先程とは比べ物にならない。
　得る快楽は確かに強く気持ちよかった。

　でも、やっぱりひとつになるほうが満たされ気持ちいい。

　性欲を満たす快楽とは違い心が満たされるよう
だった、性急さはなく暖々とした動きがいい。

　そして、この焦れったさが堪らなくルカを求めていることをわからせてくれる。