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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第3章  ~偽りの気持ち~


「ずっとこうしていたくなる」

「それは……困っちゃうけど、そんなに気に入ってくれた?」

「…………うん」

 ルカは目を細め満悦の表情をする。

「サクは、あどけない顔してるけど、意外にエロいな」

「うん…………そうみたい。何も知らないくせに欲が強いのかも」

「認めちゃうんだ、素直なサクはエロくて可愛いからいいけど」

「ルカはエロい子、イヤ?」

 ルカはフッと笑み、腰にあてる手を強めた。
 そしてググっと奥地まで入れ動きを止める。

「サク、俺の好み知らないんだ…………」

「ルカの好み?」

「何も知らない純粋な子」

「…………純粋かぁ…………そうだよね」


 サクナは少しガックリとする。
 男性とは淑やかで気品のある女性を好む。

 見た目が美しければなおよし。只でさえサクナはそれと遠い存在なのに、純粋さを失い淫らに目覚めてしまった。

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