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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第4章 ~遠征~
「サクしか抱かないから、な?」
サクナが渋るとルカはサクナの手をとり自身にあてがう。そこは既に大きくなっていた。
「ダメ? なら、ここどうにかして?」
「ど、どうにか!?」
「気持ちよくしてサクの手で」
「…………て、手で!? で、でもどうしたら良いかわかんない」
ルカはサクナの手を包み自身を擦り上下に動かす。熱くドクっと血流が動き、質量と高度をましてくる。
既に大きいものだと思っていたが、サクナの手の中で更に熱をもち張りつめてくる。
それは、嫌なことではなく自分の手に反応してくれることに対し悦を感じる。
加え、サクナは前々から気になっていた。
初めて触れた時から、それを偶然にも触れられたことに気が高揚してくる。
「……っ、やば。お前の手気持ちいい」
「気持ちいいの?」
「…………ちょっとした出来心だったのに、なあサクもっと触って?」
ルカは眉をピクっと、ときおり動かす。
────気持ちいいのかな……
どうしていいのかわからないけど、ルカが悦んでくれてると想うともっとしてあげたくなる。
「これでいいの?」
「あぁ、いい……けど。もうちょっと早く動かして?」
「ん、っ動かしにくいよ」