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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第4章  ~遠征~

 僅かに動くことは出来ても、サクナは悦を得るほどの淫らに腰を動かすことが出来ず、むず痒さが広がるばかり。

 ────ルカは奥を腰を揺らすだけで気持ちよくしてくれるのに。

 改めてルカはどうすればいいのかを知っているのだと思う。サクナは、ルカを見つめる。

「ルカ……」

「ん?」

「出来ないよ」

「しょうがないな…………おいで、サク」

 抱きついて来いといわんばかりにルカはサクナの腕を引く、サクナは誘導されるまま前かがみになりルカの躯の横に手を置く。

「すごく恥ずかしいんだけど」

「そう? いい眺めだよ」

 ルカは突き出されたサクナの胸を両手で揉みしごく。赤みを増した尖りに触れられ、サクナは小さな呻きと同時に背中を反る。

 僅かに動くたびルカの屹立が擦れ、胸と膣から甘い感情が湧き上がる。

「あっ……ふぁ……っう」

「気持ちいい? サク、俺も気持ちよくなりたい。もしかして焦らしてる?」

「ちが、ふぁ……っ」

 ルカは揉み上げるように胸を揺さぶり尖端を捏ね回す。悦楽に腕がぷるぷると震え、腰が勝手に動いてしまう。その度、力が抜けてきて躯を支えるのが辛くなってくる。

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