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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第4章  ~遠征~
 
 サクナは絶えきれず肘を曲げルカの躯に落ちてしまう。

 目と鼻の先ルカの蒼い双眸が緩み微笑んでいる。ルカは胸を触った手でサクナの臀部を掴む。

「やっぱり焦らしてる?」

「違う……っ、あっ……」

 ルカはサクナの躯を前に動かす、屹立が抜けてゆき再び戻し内膣を割り呑み込ませる。下肢が戦慄く甘い感情が全身に広がる。

「あ、う……きもち、いい……」

「自分で動かしてみて?」

「ふぁ、うぅ……くっ」

 サクナは我を忘れ腰を淫らに前後させる。暖々と膣に擦れる甘い戦慄、きゅうとルカのものに絡み喰らいついてゆく。

「……サク、締めつけてる、気持ちいいな」

「ふぅうん……いい、ルカ」

 雄々しいものヌメリ絡みつき内側がざわめく。

 だが、やっぱりルカに与えられる悦楽には届かない。

 気持ちいいのだが、頭の中が靄のかかるはがゆさ、この気を払うほどの悦が欲しくて堪らない。

 
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