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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第6章 ~糖度注意報~
「んっ……」
口の中にとろりとした生ぬるく甘い液体が入ってきた。次いでぬるりとルカの舌がぴちゃと音をたて甘ったるいほどの香りが鼻に抜けてゆく。
口の端からそれが溢れサクナのアゴを伝い、躯へとすーぅと落ちてゆく。
ルカの舌を噛まないように何とか飲み込み、喉を伝い潤んでゆく。
「美味しい?」
「甘い…………」
ルカはクスッと笑み溢れた液を舌で舐めてゆく。
「あっ」
久しぶりの躯に触れるルカの舌先に躯がピクンっと跳ねる。舌を這わせながらルカは髪をすくい首元を顕にさせる。
「腰にくる、お前の声堪んない……っ」
舌は果汁のこぼれた道を伝うと、サクナはか細く声を震わす。
「はぁ、やっぱりいいな、もっと訊かせて?」
ルカは甘い吐息を吐きながら、指で耳をくすぐり舌を降ろしてゆき、寝衣の襟元の奥を吸いたてる。
ルカは寝衣の腰紐を解き、舌で膨らみを弧を描きながら舐めてゆく。
「あっ……」
クチュと膨らみの頂に口を含み、舌先で絡め取り吸い付く。
久しぶりの官能な行為にサクナは下腹部を熱くさせ、桜色の尖りがサクナの欲求を満たしてゆく。
「あ……っ、気持ち、いい」
サクナは欲求のまま甘い感情が溢れてしまう。眉根をやや寄せ、それは早くも奥地を疼かせ始めた。