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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第6章 ~糖度注意報~
天蓋のカーテンの中ふたりは衣服を脱ぎ肌を合わせ抱き合う。
トクトクと互いの心音が肌に伝わってくる。久しぶりに触れ合う体温に和らぎと、高鳴る気持が入り交ざる。
この不思議な感覚はきっとルカとしか味わえない。
「寂しかった? 待ちきれずに勃ってる」
ルカはサクナの胸を弧を描くように撫で回す。ルカの手が熱くその尖端は赤みを既に増し、触れてほしそうにぷっくりと勃ちじんじんと疼く。
「べ、別に。そういうわけじゃ……」
ルカは「そっか」と言いながら両手で揉みだす。
ときおり動くルカの指は尖端をあえて避けるように円を描き焦らす。サクナはムズムズと躯を熱くさせてゆく。
「サクは耳の方が好きなのか?」
躯を寄せルカの逞しい躯に、揉まれるルカの掌と胸が押し潰される。それでもルカは手を止めずサクナの耳朶を猫が水を飲むようにぴちゃぴちゃと音をたて舌先で刺激する。
「あ……っ、そこは……ず、ズルい。ルカ」
「いいよ、サクも舐めても」
「ふぁ……っ、ん」
耳の刺激と、押し潰された胸の温もりとその尖端がルカの筋肉で硬い胸板に擦れる。
いいよ、と言われても。サクナはそれどころではなくなってしまう。
ルカは背中に手を回しサクナの躯に隙間をつくり、先端を指先で果実を摘むように触れ、くにくにと弄る。