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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第7章 ~ご主人様の甘い誘惑~
サクナはルカが起きないようにそっと腕を掴み動かそうとするも、ルカは小さな呻き声をあげその手を振りほどき再び腰に手を回しサワサワと腰と臀部を撫でる。
ムズっと背筋に走る。
「ルカ……起きてるの?」
返事はない。どうやら寝ているようだ。
寝惚けてるのかな? サクナがそう思った時、肩に埋もれた頭が揺れ肌をブロンドの髪がくすぐり、ルカはサクナを抱きしめ胸の谷間に埋もれる。
彼の形良い唇がその膨らみをハムっと咥え、そこを強く吸い込む。
「ん……っ、ルカ起きてる……んっ、ふぁ」
ルカの手がまるみを帯びた臀部を撫で内腿の間を割り入れる。
「や、ちょっ……ルカ」
ぞわっとさざなむ感覚が背筋に伝わり、ルカを抱きしめる腕に力が篭る。
「いい匂い…………でも、ちょっと苦しい」
ルカはサクナの胸の谷間にすっかり埋もれていて、こもった声で訴える。
「あ……ごめん」
無意識に謝ってしまう。
サクナはルカのせいでこうなってしまった事に気づいていなかった。