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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第7章 ~ご主人様の甘い誘惑~
「…………でも、毎日の祈りはしないと」
「それを言われると…………仕方ないな」
祈りは星のためであり国だけの為にあらず。
少しでも星に住む人々が安心して暮らせるように祈るのがサクナの役目である。
ルカはサクナを抱えたまま半身を起こす。
ふたりの躯が密着し互いが吸い付くような肌。
トラウザーズ越しに重なり合うものにサクナは頬を紅潮させる。
「あ……手、離して?」
腰から回るルカの腕は臀部を掴み、もう片方は背中をしっかりと抱きしめている。
その手は離れるどころかより力が入った。
そうしてる間もサクナの下肢の中心に触れるものは熱を持ち隆起し続けている。
「困ったな腕が離れない」
「…………離す気がないだけでしょ」
互いの頬を合わせていたルカは躯を少し浮かせサクナを見る。
「じゃあ、お願いひとつ訊いて?」
「いいけど、内容にもよる」
こんな状況下でお願いと言われ、少し自重気味にサクナは返事をする。