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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第8章  ~天使の微笑みは淫らに咲く~

「くちゅくちゅダメ? でもここからどんどん溢れてくるよ……困ったな指じゃ塞げない」

 蜜口に中指を挿入するとそこは熱く弾力があり肉厚が指に絡んでくる。ゆっくりと押し分け指の付け根まで沈めて掻き回してやるとキュっと奥が締まる。

 サクナはピクピクと躯を戦慄かせ、必死にしがみついてくる。

 眉根を寄せ苦しげに目をきゅっと閉じる、サクナが達しそうになる前の表情だ。

 わざと性感帯からずらし暖漫な動きで気を払う。

「……ふぁ、ん……もっと……」

「もっと? 指を?」

 本当は達かせてやりたい。
 いきたくてどうしようもなさそうな彼女の表情は魅力的で男心くすぐる。そして、達した彼女はどうにもならないほど愛しくて堪らない。

 酒の力がなくとも素直に甘えるサクナ、可愛くて仕方ない。


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