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第8章 　~天使の微笑みは淫らに咲く~

　互いの視線を絡ませながら、その悦を確認し微笑み合う。

　愛しさがこみ上げ幸せで満たされる。

　ルカはサクナの左手を掴み指を絡ませ、天使のような微笑みを見せるサクナに「好きだよ」と、呟く。

　サクナは嬉しそうに吐息を漏らしながらジワリと瞳を滲ます。

　サクナの可愛らしく旨そうな唇から「ルカ……」と、言葉を切なく響かせる。

　ずっと言いたくて言えなかった。

　どれほど、その笑顔に癒されたか。

　サクナの全てが愛しい。

　もっといろんな彼女を見たい、もっと知りたい。