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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第1章 ~始まりの森~
サクナは恥ずかしさのあまり顔を叛けてしまう。
だが、その意識はルカの手に否応なしに集中してしまう。外衣は薄い衣とその上に羽織った厚手の布生地。
それでもルカの手の動きは躯につたわる。
「直接触りたいな…………」
ドキッと胸が弾む、サクナはルカを見るも面映く直ぐに目を逸らしてしまう。
「ダメ?」
顔を叛け正面にあるサクナの耳元、ルカは唇を寄せ甘くおねだりするように囁く。
その声に胸がキュンと鳴り、羞恥と緊張で揉まれる胸がバクバクと早鐘をうつ。