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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第8章 ~天使の微笑みは淫らに咲く~

サクナもまた幸せそうに瞳を閉じ、その表情にルカの幸福感はより高鳴る。
────あぁ、もうずっとこうしていたい。
ルカは愛しさ募りサクナに口づけをする。
しかし、いつもと反応が違う。
ん? と、ルカは瞳をあけサクナを見る。
幸せな笑みを浮かべたままサクナは、すぅーすぅーと可愛らしく寝息をたてていた。
なんて罪深い可憐な姫なのか。
今だけは、この星で一番困らせるマイスイーティ。
ルカは苦笑しつつサクナに綿毛のようなキスをした。
「おやすみサク」
そっとルカは自身を抜き、しばらくサクナを抱きしめその幸せに浸った。

