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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第8章  ~天使の微笑みは淫らに咲く~

「泣いてもいいんだよ、悲しい時は我慢しなくてもいいの」

「…………泣いてなんか」

 そう思った時、頬に伝う冷たいものを感じた。

「思いっきり泣いて、最後に笑えるようになったらいい」

 少女は、ニコッと天使のような微笑みでルカを見つめてくる。

 
 少女は、自分が誰だか知らないのであろう。
 もしかしたら哀しむ情けない少年に見えたのかもしれない。

 緋色の瞳は殿下ではなく、ルカを見ていた。


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