パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第9章 　~夜宴は月夜の下で~

　そして、その目的がわからない為ルカはサクナに祈り姫として求婚をした事にした。

　貴族の娘たちなら出入り禁止にすればいい。

　だが、王族であるミモリを解雇するには、色んな問題があった。

　ミモリはルカに迫る事と、サクナに精神的に不安にさせること以外は至って真面目な仕事ぶり。

　その事実を知るのはケイルと宰相。
　そして、執事長のレオナールも感づいている。

　もしかしたら他にも気づいているものは居るかもしれない。


　事実を明るみにして解雇することは可能だ。
　ミモリはそれだけの事をしたのだから。

　しかし、王族であるミモリを王宮に出入り禁止など出来るわけもなく、何をしでかすか予測できない。

　下手にミモリを刺激するのは得策ではない。