この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第9章  ~夜宴は月夜の下で~

「王妃になろうと言う女性なら、そこに愛がないなら許してくれますよ。それにサクナを護るためなんですから」

「コレ。ヴィストーター、自分のものさしで人にとやかく言うでない」

「だって爺さん、結局は陛下の我儘じゃん、サクナに嫌われるのがイヤなだけなんだろ?」


 さすがは宰相の孫息子。
 説明を受けただけでそこまでわかってしまうのか。

 伊達に経験をつんでることなだけある。

 ヴィストーターの言うとおり、本気でサクナを護るためならそうするべきだった。


 サクナの為と言いながら本当は自分の我儘。

 突き放すことも出来ず、サクナ以外の女性を抱くことすらできない。

 それが、出来ないのはサクナが自分から離れてしまうのがこわいからだ。

/780ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ