この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第9章  ~夜宴は月夜の下で~

 サクナは腰まで伸びた淡い桜色の髪をトップに纏め、花をあしらった髪飾りをつけている。

 袖がなく、淡いゴールドの色のローブデコルテに身を包みその美しい白い肌を隠すようにサーモンピンクのケープを肩から羽織っていた。


「まあ、姫様。陛下の部屋にノックもせず」

「俺が許したんだ、気にすることはない」

「気にするなと言われても、無理ですよね。ふたりきりでこんな格好────何があったか、賢明な姫様ならおわかりでしょ?」


 ────嵌められた。

 だが、気づいた時はもう遅かった。

 言葉はあやふやだ否定しても状況が先行する。


「あ……ごめんなさい」

 そう言ってサクナは、踵を返し部屋をでていこうとする。

「待ってサク」


「ん?」


 ソレは予想外の反応だった。

 
/780ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ