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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第11章  ~ 落花流水の情~

「兄様は、幸せになって欲しい、けどルカは幸せにしてあげたい。それじゃダメ?」


 幸せも苦しみも分かち合う、この手で掴んだのはルカ、望むのはいつだってルカのこと。


「子供だな……俺、はぁ、どうもサクの前だと情けなくなる、あ……ほんと、萎えてきた」

「もう……落ち込まないでよ、好きよルカ」

「…………はぁ、そして単純だ俺……」


 陛下としてのルカは結構淡白なほう。

 こうして甘えてくることに、少し困りつつも自分だけに見せてくれる姿だと思うと愛しく思える。


 甘えられるのは嫌いじゃない。

 そういう自分も淑女には程遠い。

 ふたりきりの時はそういう隔たりが無くてもいい気がした。


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