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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第13章 ~花嫁の苦悩~
「ルカ……ルカも一緒に湯浴みしない?」
サクナの言葉にルカはポカンと目を見開き見据えていた。
「それは嬉しいお誘いだけど、そんなことしたら我慢できないよ?」
「う、うん。だけど一緒に入りたい。ルカの躯洗ってあげたい」
疾しい気持ち半分、いつもルカにお世話になってるお返しの気持ち半分。
サクナはルカの為になにかしてあげたかった。
「俺も……サクを洗ってもいい?」
「いいよ……」
本当は凄く恥ずかしい。
自分で言ってる事なのに、バクバクと心臓が早くなる。