この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第14章  ~それぞれの幸せのかたち~


 サクナの目の前、宙に小さな粒子がキラキラと輝いて見える。

 その粒子は小さな塊となり湯の中へ落ちてゆく。

 その不思議な光景にサクナは目を奪われた。

 まるで星の輝きを目の前で見てるかのよう、熱かった湯は次第にぬるま湯程度になる。



「術使ったの?」

「ああ、少しだけ涼しくなっただろ?」

「術の無駄遣いじゃない?」

 術はエネルギーの消耗、更には熱を発症させる。涼しくなるためにルカはより躯を熱くさせた。


「サクの熱が冷めるから無駄じゃないよ。もう少しお前とこうしてたい」

「ルカは……だいじょうぶなの?」

「……言うなれば、俺は最初からだいじょうぶじゃない。だから平気」

「何だかんだ言ってルカって我慢強いよね」


/780ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ