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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第14章 ~それぞれの幸せのかたち~
「ちょっとだけ……いい?」
ルカは腹を抱いていた手を下肢の茂みをくぐり抜け、ちゃぷっ、と花びらに触れる。
「……ヌルヌル……だ」
「そんな……わけ、お湯の中だよ……」
「でも濡れてる、そっか……サクもその気になってたんだな」
言い当てられ、それ以上はサクナは何も言えなくなってしまう。
湯の中で指の腹を使い花びらの内側を優しく撫でるように這わせた。
ちゃぷちゃぷと波打つ温水までもが秘部をやわやわと刺激する。
ルカは滲むぬめりを指で掬い、花びらの先の蕾に塗り込む。
「ふぅっ! ……っ、だ、だめそこはっ」
フラッと、頭が揺れる。
常に源泉と湧き水が流れる温水は、既にもとの温度に戻っていた。
お湯の中で熱くなった躯は、さらにサクナの芯を熱くさせる。
「……のぼせそう……ルカっ」
「あ……続きは寝室でしよ」