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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第14章 ~それぞれの幸せのかたち~
「でも、すごく……気持ちいい……の」
サクナは掠れた声で涙を滲ませ言う。
内奥にもたらせる心地よい圧迫、ドクドクと脈打つ熱いルカの張りつめたものがずっしりと響く。
ルカは少し切なげな表情を見せ両手をサクナの頬に添えた。
「いっていいよサク」
ルカは目尻を舌先で舐め、唇をつけ、ちゅっと優しく吸う。
サクナは甘い呻き声を洩らし、とろりとした瞳でまた涙を滲ませルカを見る。
「上も下も濡れっぱなしだな」
ルカはクスッと揶揄をいい、ぐちゃり、ぐちゃりと淫らな音をたてる。
「あぁ……ぅ、そこ……」
サクナは無意識に腰を動かしねだる。
ルカの切っ先が子宮口の手前、へそ側にあたるたび、えも言えぬ快感が内奥に響き脳天を翔ける。