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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第14章 ~それぞれの幸せのかたち~
「もちろん、一緒にいきたいよ。でもさもっとお前の感じてるとこ見てたい。サク、達くたびすごくいい顔になる、俺に感じてくれてると思うとなんかいくのが勿体無くて」
「…………そ、そんな理由で? がまんしてるの!?」
「我慢する価値あるほど可愛いよサク、すごくエロいし、堪んない」
天使の微笑みの裏にそんな野望を隠していたとは…………言うまでもなくサクナは面映ゆく、顔を伏せた。
「……はぁ、その仕草も可愛い……なあ、サク俺の事好き?」
「…………もう、知らないっ!」
「俺は好きだよサク、きっと好きすぎておかしくなったんだ」
そうかもしれない。
サクナは失礼ながらもそう思ってしまった。
なのに喜んでしまう自分を否定出来ない。
「サク……訊かせて? 好き?」
「好きに決まってるでしょ……もう」
困ったようにサクナはやや拗ねながらも、恥ずかしげに気持ちを言葉にした。
ルカは嬉しそうに目を綻ばせた。