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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第14章 ~それぞれの幸せのかたち~
「でも……今日は、ゆっくりな」
「ん、どうして?」
「俺……結構ヤバイ……すぐいってもいいならガツガツ食べてあげるけど?」
「いいよ、ルカ。私はルカが好きにしてくれれば満足だから。いってもいいよ」
一緒にいきたい気持ちがないわけじゃない。
でも、既に気持ちがすごく満たされていた。
だからこそルカの思うままして欲しい。
自分の望むだけの行為だけでは、快感は得れても幸せな満足は得れない。
「んー、じゃあ……ゆっくりで……入り口ギリギリまで戻って……ここだろ?」
ルカは、暖々とした動きで蕾の裏側を擦る。
「あ……あぁ……っ」
弱点を突かれサクナはとろ火で加熱される。
緩やかに一点を炙り、躯の芯まで火が入ったときズンっと奥を突く。
「ふぁ……あぁっ」
気まぐれにゆるゆると穿ち、また、ゆっくりと入り口ギリギリまで戻ってゆく。