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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第15章 誕生祭 ~舞踏会の華たち~ (前編)
コスモ国は星のエネルギーを吸い取りそれを生活の糧としている。
もし、コスモ国が星を統一してしまえばいずれ星は帰らぬエネルギーにより消滅してしまうかもしれない。
エネルギーは無限ではない。
無理やり吸い取ったエネルギーは星に帰らない。
コスモ国に対し内乱を起こしているのは、星のエネルギーを守ろうとしている団体だ。
星を護るのはこの星に生を受けた者の使命。
その事は他国も承知のはずだ。
星にヴァミンが存在する限り戦う力は必要である。コスモ国の知識と知恵は力を持たぬものにはヴァミンから自身あるいは星を護るために必要不可欠。
しかし、コスモ国は大きくなり過ぎた。
星を護るための知識と知恵は星を苦しめるモノになる。