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第17章 　~久しぶりの再開、そして~

「また、昼には戻って来るから。行ってくるね」

「うん、行ってらしゃい……ルカ」

　ルカはフッと微笑みサクナに、チュッと口づけをする。

「離れるのは寂しいけど……なんか、いいなこういうの。うん、頑張れそう」

「そう……あまり無理しないでね」

「あ……いい……ソレ。なあ、それ言いながらチュウして？」

　サクナはボフっと顔を赤らめた。
　ふたりきりでも恥ずかしいのに、そんなことできるわけもなく。

「もう、行ってらしゃいっ」

「はは、やっぱりサクは可愛いな」

　と、ルカは少し長めの口づけをする。
　サクナからは見えないが家族の存在が気になって仕方ない。

「お帰りのチュウは期待してるからな」

　ルカはニコッと笑い無花果の間を後にした。