この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第18章 ~混迷~


「説明不足すぎますね、是非、詳しく訊かせて頂きたいものです」

 その声に、皆が注目する。
 落ち着いた物言いで部屋に入って来たのはヴィストーターだった。

 ミモリと騎士が振り向いた、僅かな隙をユイナは見逃さなかった。

 ユイナは剣を構えた男性の腕を蹴りあげ、腹に肘を喰らわす。無駄のない動きで男性の腕を拘束し剣を奪った。


「ヴィストーター様、姫様を!」

「させませんっ!」

 その時、ミモリは腕を掲げる。
 だが、ヴィストーターはミモリの腕を掴みそれを阻止する。

「どこまで罪を重ねるつもりだ……」

「ぐっ、ヴィストーター様が何故……ここに」

 ヴィストーターはミモリを監視しするように陛下に頼まれている。そのヴィストーターがこの場に居る事が信じられない様子だった。

「僕の役目はあなたも存じてるはずだ」

「うつつを抜かしていたクセに、そう油断させたのはあなたの方だったのね」

 ミモリは表情を歪め、吐き捨てるように言った。
 

/780ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ