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第18章 ~混迷~

「これは、あなたが今までしてきた事と関わりかがあるの？」

　補佐官だったミモリはサクナに嫌がらせをずっとしていた。
　それは、陛下に抱かれたいと言う理由から来るものだった。ルカが、サクナを心から想っているとしりミモリは関わらない事を誓った。

　結局あやふやなまま腑に落ちない結果となった。

　その事で恨まれている可能性はなきにしもあらず。

　しかし、ミモリは言葉の端々に『抵抗するな、従え』と、いい、そうすれば手荒なことはしないとサクナに言う。

　捉えた後でじっくり甚振るつもりなら、ここまで大事に扱う意味がわからない。

　ミモリは最初から訳がわからない事をしている。

　────彼女の目的はなんなの……

　その、全貌がまったく見えてこない。