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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第2章  ~愛してるって言って?~

 ルカは優しい目をしていた。
 たぎる炎はなく、それが欲望では無く、愛し合う行為なのだと教えてくれる。

 トンっと割り込み花弁に触れルカは自身を上下させ先端に蜜を絡め、くにくにと花弁の先を押した。
 それはスベスベとしていてそこを触れるときゅーうっと胸が鳴る。

「ん、あっ……っ!」

 ビクンっと落ち着いた心に火を灯された。
 瞬時にサクナの官能が呼び起こされる、その太さのもので綿毛のように触れるだけで、ビリリと電流が迸る。

「挿れるよ?」

 ルカは蜜口に当てグッと押し込む、その大きなものはサクナの襞をねじ込み圧迫され焼けるように熱い。

「ふぅ……っ!」

 サクナは、眉根を寄せその圧迫され内蔵を押される感覚に堪える。


 ルカは動きを止め、サクナを見る。サクナは瞳を開けルカを見る。

 心配そうに見つめるルカ。

「………ルカ、だいじょうぶっ、だから」


 ルカは今にもやめてしまいそうな表情をしていた。サクナはルカの想いがわかってしまう。

 あんなに望んでくれたのにと、そう思うとすっーと力が抜けた。

 ────ルカと繋がりたい気持ちは私のほうが強かったのかも。


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